インド家庭料理 シンズキッチン
久しぶりの日本橋、シンズキッチンのディナーメニューが食べたかったのを思い出し、スタスタと黒門市場の方へ足を向けた。
前回は、シンズキッチンの代名詞であるビニヤリを食べたのだが、あのガツンとくるスパイスの独特の力強さに、ハンマーで頭を殴られたような感じになった。
あのフラッシュバックが出ると、シンズキッチンに行きたくなる!
ってことで、日本橋に到着。シンズキッチンはランチメニューが17時までなので、18時過ぎを狙ってみた。
相変わらず、怪しさがすごい。雑居ビルの一階にあるのだが、ここに入ってる他のお店が怪し過ぎるので、余計にそう感じるのだろう。
カオスな雰囲気がプンプンなカレー屋さん
シンズキッチンの外観はこんな感じだが、一見何屋さんかわからないカオスな外観がお出迎えしてくれる。正直、初めてシンズキッチンに来た人は、ドアを開けず帰ってしまう可能性があるかもってレベルです。
扉の向こうには、「病める無限のスパイスの世界」が広がる。それは勇気を出したものだけが味わえるヘブンでもある。
店内に入ると、珍しくお客さんは誰もいない。好きなところに座っても良いとのことだったので、奥の広い席に陣取る。そこから時間を待たずして、ポツポツと常連さんらしき人達がやってきたようだ!
ディナーはメニューが豊富!
シンズキッチンのディナーメニューは、兎に角数が多いので、全部の写真は撮れない。気になる人は、シンズキッチンのメニューの単品カレーをご覧になってくだされ。
ちなみに、この日は予約で作った分の余剰分があるらしく、マトンビニヤリが一食分だけ残っていた。普段は、土曜日がチキンビニヤリで日曜日がマトンビニヤリとなってますよ! 週末でもないのに、マトンビニヤリを食べれたラッキーちゃんは誰なんでしょうね!
シンズキッチンで狙っていたのは、南インド料理になるレモンライス。南インド料理の定番メニューなんですが、なかなか食べれる場所がない。しかも、大阪となるとなおさら少ない。
それに、南インドの魚カレーを注文すると見せかけて、ほうれん草カレーを注文するというアベコベ。
北インド料理と南インド料理の融合。結局、レモンライス500円にほうれん草マトンカレー1000円を注文して待つことに。ほうれん草マトンカレーは、HOT(辛口)にしました。
カレーのとろみや辛さを調整してくれるのがシンズキッチンの特徴だったりする。
アラカルトで注文してもセットのようで豪華
待つこと15分くらい登場したのが、左から時計回りでレモンライス・パパド・パパドのタレ2種類・ほうれん草マトンカレー・トマトスープ。
夜になると、シンズキッチンは、お通しのようにパパドと2種類のタレが登場する。もちろん、お代はいりません(笑)
この後に予定がなければ、ビールなんて乙なこともしたくなる誘惑の天使。ルシファーが今にも攻めてきそうな空気。
赤いのがチリソースチック、緑色のが青唐辛子に少し酸味がきいたもの。好みは緑の青唐辛子がピリッとくるやつ。
パパドにつけて楽しんだり、後からくるレモンライスにつけたりと重宝しました!
トマトスープは、たぶんレモンライスにセットとなり付いてきたのでしょう。シンズキッチンのは、トマトの酸味にふわっと柔らかいスパイスの香りがナイス。
ほうれん草とマトンのカレーは、とろとろ濃厚タイプ。ほうれん草のグレービーにマトンがINしちゃってる感じ。
辛口にしてもらったのだが、ほうれん草だけに、元がそこまで辛くないので、かなりマイルドな口当たりだが、スパイスはガツンときてくれる。
ゴロっとしたマトンも柔らかくて美味しい!
一般的には、このタイプだとナンが欲しくなるんでしょうが、自分的にはライスの方が好み。レモンライスとの相性も良いよ。
そして、メインのレモンライス。日本米で作られているのが良い感じ。インドに行ったことないので、真実はわからないが、南インドの地域では短米を使って作ったりもするそうです。
シンズキッチンのレモンライスは、さっぱりレモンの香りが最高っす。ナッツのコリコリした食感に、カレーリーフの香り。タマネギなどの食感。
でました、ウマ過ぎちゃん!
もちろん、カレーとの相性も良いんですが、パパドの緑色のソース。あれをレモンライスに少しかけて食べると、ほんのり辛くなり絶品。
カフェ・シンズキッチン・ミニが日本橋5丁目にオープンするそうなので、益々勢いが止まらなそうです。
止まったのは「ロマンティック」だけ(笑)
ごちそうさまでした m(_ _)m
シンズキッチンの店舗情報
シンズ・キッチン (Singh’s Kitchen)
TEL 06-6632-4433
大阪府大阪市中央区日本橋1-21-20
丸富パールビル1F