白楽駅近くにあるサリサリカリー
普段からカレーを食べ歩いていると、たまには違った形のカレーも食べたくなる。前々から時間が空いたら、ここのカレーだけは食べてみたいと思っていたお店が横浜にある。
それが、東急東横線の白楽駅から六角橋商店街を歩いて抜けたところにあるサリサリカリーである!
場所は東白楽駅からでも、白楽駅からでも変わらないと思うが、初めてこの地域に来るなら白楽駅方面から歩いた方がおもしろい。
なぜなら六角橋商店街という面白い場所があるからだ!
関西人からすると、まったく土地勘のない場所であり、東京のしょんべん横丁・ハモニカ横丁・東小路飲食街のような雰囲気を醸し出すような商店街が横浜にあることすら知らなかった。
路地裏などを歩くとかなりDeepな空気が流れ、めちゃくちゃ楽しめる。
カレーを楽しむ前に、六角橋商店街をぷらぷら散歩しながら、町の風景を堪能する。飲兵衛が集う地域を抜けると大通りに出る。
それは、家系ラーメンが好きなら知らない人はいないであろう大通り。それを越え少し中に入るとサリサリカリーが見えてくる。
サリサリカリーの外観もDeep
六角橋という場所は、ドープな人達が吸い寄せられる場所なのだろうか? サリサリカリーの前に立つと、1番先に目に入るのが「一部の人に理解される」という文字。
なんなんだ、このパンチラインは???
「AREA AREA」を初めて聴いたときに受けた衝撃と同じような感覚を思い出してしまう。何十年前の話やってツッコミたくなるが…今でもたまに奥からCDを引っ張り出して聴いてる(笑)
その隣りには、「昔人の知恵 1000年カリー」という文字が並ぶ。
カオスな看板があらわる
看板はもっとドープである。
三輪明弘の言葉「ものすごく惚れた人に口の中を撫で回される感じ」という言葉が出没する。妙にエロく聞こえるのは俺だけであろうか?
看板裏には、
「小野瀬の兄貴は言った 地球上で最も納得のいく1000円の使い道」
勉強不足でよくわからないが、小野瀬の兄貴とはFACT(ファクト)の小野瀬 孝弘のことなんだろうか?
「ベッキーは言った 『これ衝撃かも』・・・ メチャクチャ美味しいッ」
サリサリカリーの代名詞的な看板。これは写真で何回か見たことがあるので知ってはいたが、目の前で見るとやっぱりニヤリとしてしまう。
なんせかなりカオスな状況だけに、入店するのに少し躊躇してしまうが、店の前にいた店主が『どこからきたの?』フランクに話しかけてくれ、『奈良からきました!』と伝えると、京都に住んでいたときの話を聞かせてくれました。
「これ衝撃かも…」ベッキーを応援するお店
このとき店主から、ベッキーについてのことも写真に撮って広く伝えて欲しいと、ユニセフの話も聞かせてくれました。
メニューはあってないものと思え
メニューは一応あるのだが、サリサリカリーに入り席に座ると、自動的にスリーカリーセット1000円が注文されるシステムになっている。
店内には、厨房に男性がいて、外国人と思われる女性がホールを担当。ゆっくり用意をしてくれるのだが、この動作がすごくディープ感を高めてくれる。
いったいこのお店、何回驚かせてくれるのだろうか?
追加したいときは、ハニートラップなるデザートが注文できる。また、ハニートラップって名前が騒動に掛けてるようでクスっとくるが、騒動前からあるメニューなんでしょう。
ちなみに、「遠過ぎて白楽まで行けないぜ」って人のために冷凍カレーの宅配サービスもある。
注文はサリサリカリーのFC2ブログから!
カレーはパキスタンカレーとのことですが、パキスタンカレーがどのようなものか正直わかってない。今までアリーズ キッチンで食べたくらしか記憶にないので。
ナプキンには、「目の前にいる人をよろこばせる とりあえず・・・ネ」と人柄を感じれる文字が並ぶ。
これが衝撃のカリーセットだ!
カレーセットの登場。浅漬けのような、塩揉みされたようなサラダとパキスタンカレーが机に並ぶ。サラダからいただいてみると、これがほんのりピクルスチックな薄味でうまいんです!
きくらげにきゅうりにキャベツにニンジンにはるさめという、家庭的でアットホームな感じもたまらんです。ここまでドープに徹せられると、逆にチルってくるから不思議である。
パキスタンカレーは水を一切使わず、塩だけで味付けをした家庭的なチキンカレーだった! いわゆる、パキスタンでは千年前から変わらないレシピってことらしい。
見た目にビックリするのは当然だが、
like a チキン
鶏肉をほぐし、一箇所にかためた感じのカレー。
こんなの初めて見ました!
写真をよく見ると、骨まで一緒にグツグツといってるがおわかり頂けると思う。味はシンプルなんだが、とても美味なんです。
ほんのり甘みが広がり、じんわりやんわりスパイスを感じる。最後に唐辛子の辛味が残り全体をまとめるカレー。ホンマに不思議なカレーです。
でも、本当に一口食べだすと、スプーンが止まらないんです!
たぶん、水分はトマトのみとなるんでしょうかね? トマトの酸味とたまねぎの旨みがたまらんです。一気にたいらげてしまいました。
食後のチャイは、かなり甘いが、口の中をリセットしてくれますよ。この3点セットで1000円はホントお値打ちっすね。大満足しちゃいました。
余談にはなりますが、北海道にあるカラバトカリーは、息子さんがやっておられるそうです!
近くによったら、また来て見たいです。
ごちそうさまでした m(_ _)m
店舗情報
サリサリカリー
神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-7-4
TEL 045-413-9010